2025年12月10日、元乃木坂46の与田祐希さんが海上保安庁第七管区のポスターモデルに選ばれたというニュースが飛び込んできました。
海上保安官の制服に身を包んだ与田さんの凛とした姿と、「君のゆうきがひつよーだ!」という思わずクスッと笑ってしまうキャッチコピーに、ファンだけでなく多くの人が心を動かされています。
でも、なぜ与田祐希さんだったのでしょうか?
この起用には、実は深い理由があるんです。
海に囲まれた島で育った少女が、海を守る人たちのポスターに
与田祐希さんは福岡県福岡市東区の志賀島という小さな島の出身です。
志賀島って聞いたことありますか?
福岡市の中心部から車で30分ほどの場所にある、周囲約12キロメートルの小さな島。
海に囲まれた環境で育った与田さんは、子どもの頃から海が身近な存在でした。
潮風の香りを感じながら登校し、放課後は友達と海辺で遊ぶ。
そんな日常の中で、きっと海の大切さを自然と肌で感じていたのでしょう。
今回ポスターを作成した海上保安庁第七管区海上保安本部は、福岡県北九州市に本部を置き、福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、山口県西部の海を守っている組織です。
つまり、与田さんが生まれ育った海を守っているのが、この第七管区なんです。
「地元出身のタレントさんに協力してもらえたら、きっと多くの人に親しみを持ってもらえるはず」
海上保安庁の担当者は、そんな想いで与田さんに声をかけたのかもしれません。
故郷の海を守る仕事を紹介するポスターに、海と共に育った与田さんが登場する。
これ以上ないほど、ぴったりの組み合わせですよね。
「君のゆうきがひつよーだ!」—言葉遊びに込められた温かさ
このポスターで一番話題になったのが、何といってもキャッチコピーです。
「君のゆうきがひつよーだ!」
与田さんの名前「祐希(ゆうき)」と、海上保安官に必要な「勇気(ゆうき)」をかけた言葉遊び。
さらに「必要だ」を福岡弁風に「ひつよーだ」とアレンジすることで、地域の温かさも表現しています。
SNSでは「このコピー考えた人、間違いなくノギオタ(乃木坂46ファン)だな」「すごいよーだ(笑)」といった声が殺到。
与田さん本人の決め台詞「すごいよーだ」まで自然に連想させる、計算し尽くされたコピーなんです。
堅苦しくなりがちな公的機関のポスターを、親しみやすく、でも真剣なメッセージもしっかり伝える。
このバランス感覚に、多くの人が「いいシャレで良い!」と賞賛の声を上げました。
でも中には「芸能人を使えばいいってもんじゃない」という意見があるのも事実です。
与田ちゃんの「量産型リコ」を忘れない画像まとめhttps://t.co/c8ufD79QIx#与田祐希 pic.twitter.com/6Wtvo2bEyN
— 与田祐希びいき (@yodabiiki) February 8, 2026
芸能人起用は効果的?それとも税金の無駄?—両側から見た意見
【賛成派の意見】地域密着PRの成功モデル
海上保安庁が芸能人をポスターに起用するのは、実は与田さんが初めてではありません。
例えば、第五管区(神戸)では、フィギュアスケートの坂本花織選手を起用したポスターが好評を博しました。
坂本選手も神戸出身。
地元出身のスポーツ選手や芸能人を起用することで、「この組織は地域に根ざしているんだ」というメッセージが伝わりやすくなります。
実際、若い世代にとって海上保安庁は「なんとなく知ってるけど、何をしているかよくわからない」存在かもしれません。
でも、好きなアイドルがポスターに登場したら?
「ちょっと調べてみようかな」という気持ちになりますよね。
賛成派の主な意見:
- 若年層への認知度向上に効果的
- 海上保安官という職業への興味喚起
- 地元出身タレントなら地域住民も親しみやすい
- SNSでの話題拡散により費用対効果が高い
【慎重派の意見】本質的な魅力発信が大切
一方で、「芸能人の知名度に頼るだけでいいのか」という声も聞かれます。
海上保安官という仕事の魅力は、芸能人のポスターだけでは伝わらないかもしれません。
実際に海を守る現場の様子、訓練の厳しさ、そして何より「この仕事を選んで本当に良かった」という現役保安官の生の声。
そういった本質的な情報発信も同時に必要だという意見です。
また、一部では「税金を使って芸能人のギャラを払うのはどうなのか」という疑問の声もゼロではありません。
ただし今回の与田さんのケースでは「ご協力いただき」という表現から、社会貢献的な意味合いが強い可能性も考えられます。
慎重派の主な意見:
- 海上保安官の実際の仕事内容を知ってもらう方が重要
- 一時的な話題性だけで終わる可能性
- 芸能人起用のコストと効果の検証が必要
- 現役保安官の魅力をもっと発信すべき
どちらも大切な視点
正直に言えば、どちらの意見も正しいんです。
入口として芸能人が興味を持つきっかけを作り、その先で本質的な仕事の魅力を伝える。
この両輪がうまく回ることが理想的ですよね。
与田さんのポスターで「海上保安庁って何?」と興味を持った人が、さらに深く調べて「海上保安官ってかっこいい仕事だな」と思ってくれたら、それが一番の成功なのかもしれません。
118番の日に公開されたPR動画—福岡弁で呼びかける与田さん
ポスター起用だけでは終わりませんでした。
2026年1月18日の「118番の日」には、与田さんが出演するPR動画も公開されたんです。
「118番」って知っていますか?
海で事件や事故を見つけたときに電話する緊急通報番号です。
陸上の110番や119番は多くの人が知っていますが、海の118番はまだまだ認知度が低いのが現状。
動画の中で与田さんは、こんな風に呼びかけています。
「海の事件、事故は百十八番やけん、覚えとってねー」
福岡出身らしい柔らかい語り口。
堅苦しい説明ではなく、まるで友達に大切なことを伝えるような優しいトーンに、見ている人も自然と「118番、覚えとこう」という気持ちになります。
1月18日という日付に合わせて「1・1・8」を覚えてもらう。
ポスターと動画を連動させることで、より多くの人に届けようとする海上保安庁の工夫が感じられますね。
海上保安官の制服姿に「似合いすぎる!」の声
ファンの反応で特に多かったのが、制服姿への称賛でした。
「制服最高に似合ってて可愛すぎる!」
乃木坂46時代から制服姿が人気だった与田さん。
今回の海上保安官の制服姿も、凛とした表情と相まって多くの人を魅了しました。
海上保安官の制服は、紺色のジャケットに金色のボタン、胸には海上保安庁のエンブレム。
シンプルだけど威厳のあるデザインです。
この制服を着た与田さんの姿に、ある乃木坂46ファンは「アイドルとしての可愛さだけじゃなく、凛とした強さも感じる」とコメントしていました。
乃木坂46を卒業してからも、女優やモデルとして活躍の幅を広げている与田さん。
こうした公的機関のポスターに起用されたことは、新しいステージへ進んでいる証でもあるのかもしれません。
第七管区ってどんな組織?—福岡の海を守る人たち
ここで、第七管区海上保安本部について少し詳しく見てみましょう。
第七管区は、九州北部の広大な海域を担当しています。
具体的には:
- 福岡県の海域
- 佐賀県の海域(有明海を含む)
- 長崎県の海域(五島列島など多くの離島)
- 大分県の海域
- 山口県西部の海域
瀬戸内海の一部、日本海、有明海と、性格の異なる海をすべて管轄しているんです。
管内には10の海上保安部と12の海上保安署・分室があり、約2,000人の海上保安官が24時間365日、海の安全を守っています。
第七管区の海が抱える課題
この地域の海には特徴があります。
まず、対馬海峡は重要な国際海峡です。アジアと世界を結ぶ物流の大動脈で、毎日たくさんの大型船が行き交います。船の安全航行を見守ることは、国際社会への責任でもあるんです。
次に、離島がとても多いこと。
長崎県の五島列島や壱岐・対馬など、美しい島々がたくさんあります。
でも離島の海は遭難や密漁のリスクも高く、海上保安官の細やかな警備が欠かせません。
そして、有明海の豊かな漁業資源。ノリや貝類の養殖が盛んですが、密漁や不法投棄から海を守る必要があります。
こうした多様な海を守るには、高い専門性と強い使命感を持った人材が必要。
だからこそ、海上保安庁は若い世代に「一緒に海を守りませんか?」と呼びかけているんです。
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海を守る仕事の魅力—現場で働く人たちの声
「海上保安官ってどんな仕事なの?」
そう思った人も多いはずです。
海上保安官の仕事は、大きく分けて3つあります。
1. 海難救助—人命を救う最前線
海で遭難した人を助けるのが、最も重要な任務の一つ。
荒れた海でも出動し、命がけで人を救います。
「ありがとう、あなたのおかげで助かりました」と言われる瞬間、この仕事を選んで本当に良かったと感じるそうです。
2. 海上警備—領海を守る
日本の領海を守り、不審船を監視します。
国の安全を守る、誇り高い仕事です。
3. 海洋環境保護—美しい海を未来へ
海の汚染を防ぎ、豊かな海洋資源を守ります。
環境問題への関心が高まる今、ますます重要になっている分野です。
現役の若手海上保安官は、こう語っています。
「最初は海が好きだからという理由で志望しました。でも実際に働いてみると、海を守ることが人々の生活を守ることに直結していると実感します。やりがいのある仕事です」
与田さんのポスターを見て、少しでも「海上保安官って良い仕事かも」と思う人が増えたら。
そして実際に海上保安官を目指す人が一人でも現れたら。
それが今回のPR活動の最大の成果になるはずです。
ファンの心の動き—推しが社会貢献する喜び
乃木坂46のファンにとって、今回のニュースは特別な意味を持ちました。
ある長年のファンは、こんな風に語っています。
「与田ちゃんが卒業してから、女優やモデルとして頑張っている姿を見るのは嬉しいけど、どこか寂しさもあったんです。でも今回、地元福岡の海上保安庁のポスターに起用されたと聞いて、胸が熱くなりました。芸能活動だけじゃなく、社会に役立つ活動に協力している。推しが社会に認められ、必要とされている。それが本当に誇らしくて」
アイドルを応援する楽しさは、歌やダンスを見ることだけじゃありません。
推しが成長し、社会の中で輝く姿を見守ること。
それもファンにとっての大きな喜びなんです。
一方で、地元福岡の住民からも温かい声が聞かれました。
「志賀島出身の与田さんが、地元の海を守る人たちのポスターに出てくれるなんて、地域の誇りです。今度ショッピングモールに行ったら、ポスター探してみます」
こうした声の一つひとつが、今回のプロジェクトの成功を物語っているんじゃないでしょうか。
ポスターはどこで見られる?—実物を探しに行こう
「与田さんのポスター、実際に見てみたい!」
そう思った人も多いはずです。このポスターは、2026年3月頃まで、第七管区の管轄内に掲示される予定です。 instagram
掲示予定場所
- 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、山口県西部の商業施設
- 海上保安部や海上保安署の施設
- 一部の交通機関(駅、空港など)
具体的な掲示場所は、第七管区海上保安本部の公式X(旧Twitter)アカウント(@JCG_7th_RCGH)で随時お知らせされる可能性があります。
福岡に住んでいる人、旅行で訪れる予定がある人は、ぜひ実物を探してみてください。
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そしてもし見つけたら、ポスターの前で立ち止まって、少しだけ海のことを考えてみませんか?
「海を守る仕事をしている人たちがいるんだな」って。
まとめ—一枚のポスターから始まる物語
元乃木坂46の与田祐希さんが海上保安庁第七管区のポスターに起用されたニュースは、単なる芸能ニュースを超えた意味を持っています。
instagram
海に囲まれた島で育った少女が、大人になって故郷の海を守る人たちの顔となる。
「君のゆうきがひつよーだ!」という温かいメッセージで、多くの人に海の大切さを伝える。
賛否両論はあるかもしれません。
でも、このポスターをきっかけに海上保安庁という組織に興味を持つ人が増えたこと。
118番という緊急番号を知った人がいること。
そして何より、海を守る仕事の素晴らしさを感じた人がいること。
それは間違いなく、大きな成果です。
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一枚のポスターから始まる物語。
それは、海と人とのつながりを見つめ直すきっかけになるのかもしれません。
よくある質問

Q1. 与田祐希さんはいつから海上保安庁のポスターに起用されたのですか?

2025年12月10日に海上保安庁第七管区海上保安本部の公式Xで発表されました。
ポスターは同月から第七管区管内の商業施設などに順次掲示されています。 x

Q2. 「君のゆうきがひつよーだ!」というキャッチコピーの意味は?

与田祐希さんの名前「祐希(ゆうき)」と、海上保安官に必要な「勇気(ゆうき)」をかけた言葉遊びです。
福岡弁風の親しみやすい語尾で地域性も表現しています。

Q3. ポスターはどこで見られますか?

福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、山口県西部の第七管区管内の商業施設や海上保安部・海上保安署に掲示されています。
具体的な掲示場所は第七管区海上保安本部の公式SNSで確認できます。 instagram

Q4. 与田祐希さんと海上保安庁の関係は?

与田祐希さんは福岡県福岡市東区(志賀島)出身で、第七管区海上保安本部の管轄地域の出身です。
この地縁から採用PRポスターのモデルとして起用されました。

Q5. 118番の日のPR動画も与田祐希さんが出演していますか?

はい、2026年1月18日の「118番の日」に公開されたPR動画に与田祐希さんが出演し、福岡弁で「海の事件、事故は百十八番やけん、覚えとってねー」と呼びかけています。 instagram

Q6. 海上保安庁が芸能人をポスターに起用するのは珍しいことですか?

いいえ、各管区が地元出身の著名人を起用する例は増えています。
例えば第五管区(神戸)では、フィギュアスケートの坂本花織選手を起用したポスターが作成されています。
地域密着型のPR戦略として効果的だと考えられています。
※本記事は2026年2月時点の公開情報に基づいて作成しています。最新情報は海上保安庁第七管区海上保安本部の公式SNSをご確認ください。