「今使っているノートパソコン、何インチだっけ?」
PCケースを買おうとしたとき、新しいPCへ買い替えを考えたとき、ふとそう気になる瞬間があります。
でも箱はもう捨てちゃった。
どこを見ればいいかわからない……そんな状況でも、この記事を読めば今すぐ解決できます。
この記事では以下の内容を解説します。
- 手元にあるノートPCのサイズを調べる4つの方法(型番確認・コマンド・実測・書類)
- インチ数をcmに換算する早見表
- 購入前のサイズ比較と、自分に合うサイズの選び方
「サイズって結局何を調べればいいの?」という疑問も最初に整理するので、初めての人も安心して読み進めてください。
ノートパソコンの「サイズ」とは何を指すのか
いきなり「調べ方」に進む前に、「サイズ」という言葉の意味を整理しておきましょう。
実はここを理解しておくと、あとの確認作業がスムーズになります。
画面インチ数と本体サイズは別物
ノートパソコンのサイズには、次の2種類があります。
- ディスプレイのインチ数:液晶画面の対角線の長さをインチで表したもの
- 本体外形寸法:本体の幅・奥行き・厚さをcmやmmで表したもの
商品ページや家電量販店の売り場で「14インチ」と書いてあるのは、あくまで画面サイズのことです。
本体がカバンに入るかどうかを確認したいなら、スペック表の「外形寸法」欄を別途チェックしてください。
また、インチ数は液晶の表示領域の対角線のみを指します。
画面まわりの黒い枠(ベゼル)は含みません。
近年はベゼルレス設計が増えているため、同じ14インチでもメーカーによって本体幅が1〜2cm異なることもあります。
ケースや専用バッグを買うときは、本体の外形寸法(cm)を基準にするのが正解です。
インチ表記をcmに換算する早見表
1インチ=2.54cmという換算式をもとにした、主要インチの対応表です。
| インチ数 | 対角線(cm) | 横幅目安(cm)※16:9 |
|---|---|---|
| 11.6インチ | 約29.5cm | 約25.7cm |
| 13.3インチ | 約33.8cm | 約29.4cm |
| 14.0インチ | 約35.6cm | 約31.0cm |
| 15.6インチ | 約39.6cm | 約34.5cm |
| 17.3インチ | 約43.9cm | 約38.3cm |
(参考:液晶インチ数が知りたい|ノートパソコンのサイズの調べ方 – note-pc.biz)
数字だけだとイメージしにくいですよね。
そこで役立つのが、A4用紙との比較です。
A4用紙(横21cm×縦29.7cm)と重ねると、13.3インチ(横約29.4cm)はA4縦向きとほぼ同じ幅、14インチ(横約31cm)はA4より少し横に大きい感覚とわかります。
A4コピー用紙で「サイズ感」を体験する方法
手元にA4用紙が1枚あれば、ざっくりとしたサイズ感を体感できます。
- 13.3インチ相当:A4用紙を縦向きに置いたときの横幅とほぼ同等
- 15.6インチ相当:A4用紙を横向きにして、さらに一回り広いイメージ
量販店で展示機を見に行くとき、A4用紙を折って持参し、机の上に並べてみると「このくらいの幅か」と直感的にわかります。
筆者の知人は「A4を持って行って展示機に重ねたら、ピッタリのサイズが一発でわかった」と話していました。
一見シンプルですが、思いのほか使えるテクニックです。
今使っているノートPCのサイズを調べる4つの方法
手元にノートPCがあるなら、次の4つの方法で確認できます。
上から順に試してみてください。
方法①型番からメーカー公式スペック表を確認する(最も確実)
最も確実で手間が少ない方法です。手順は以下のとおりです。
- ノートPCを裏返し、底面のシールに記載されている「型番(型名)」を探す
- その型番をGoogleで検索する(例:
NEC PC-VKT12HZG3など) - メーカー公式ページか価格.comのスペック欄を開く
- 「ディスプレイ」または「画面サイズ」の項目でインチ数を確認する
(参考:ノートパソコンの液晶サイズの調べ方 – ekishousyuuri.com)
底面シールが見当たらない場合は、「Windowsキー → 設定 → システム → バージョン情報」 の「デバイス名」欄でも型名を確認できます。
型番シールが消えてしまったときの対処法
シールが剥がれていたり、印字が薄くて読めないことがあります。
そんなときは2つの方法が使えます。
【方法A】PowerShellコマンドで型番を取得する
Win + R キーを押して「powershell」と入力し、以下を実行します。
# Windows 10/11 共通(推奨コマンド)
Get-CimInstance -ClassName Win32_ComputerSystem | Select-Object Model
# 上記で取得できない場合の代替
Get-WmiObject -Class Win32_ComputerSystem | Select-Object Model
実行すると「Model : XXXXXXXX」の形式で型番が表示されます。
あとはその型番を検索するだけです。
【方法B】デバイスマネージャーでモニター情報を確認する
「デバイスマネージャー → モニター」を展開すると、搭載ディスプレイの製品コードが表示される場合があります。
ただし機種によって表示されないこともあるため、方法Aを先に試すことをおすすめします。
いずれの方法も、「型番シールが読めなくて困った……」という場面で役立ちます。
方法②Windows設定・システム情報から調べる
Windowsのシステム情報を使うと、搭載ディスプレイの型名が確認できる場合があります。
注意点として、ここに表示される情報からインチ数を直接読み取ることはできません。
あくまで「このPCのモニター型名を特定する」補助として活用してください。
操作手順:
Win + Rで「dxdiag」と入力して実行する- 「ディスプレイ」タブを開く
- 「デバイス」欄に表示された名称をコピーして検索する
(参考:ノートパソコンの液晶サイズの調べ方 – ekishousyuuri.com)
表示されたデバイス名を検索すると、インチ数を特定できるケースがあります。
型番シールが見当たらないときの第二の手段として覚えておくと便利です。
方法③メジャーで実測してインチ換算する
型番が全くわからないときは、定規かメジャーで直接測る方法が確実です。
手順:
- ノートPCを開いた状態にする
- 液晶画面の左上〜右下の対角線を、メジャーで測る
- 測った長さ(cm)を2.54で割る
計算式: 対角線の長さ(cm)÷ 2.54 = インチ数
例えば対角線が39.6cmなら、39.6 ÷ 2.54 ≈ 15.6インチです。
(参考:液晶インチ数が知りたい|ノートパソコンのサイズの調べ方 – note-pc.biz)
測るときの注意点: 黒い枠(ベゼル)は含めず、光っている液晶部分のみを測ります。
枠を含めると実際より大きい数値になるため、必ず表示領域の端から端を測ってください。
計算が面倒な場合は「インチ 換算 cm」で検索すると自動計算ツールがすぐ見つかります。
方法④本体底面ラベル・購入時の書類で確認する
意外と忘れがちですが、購入時の書類にも型名が記載されています。
- 保証書・納品書・レシート:型名が印字されている
- Amazonの購入履歴:「注文履歴 → 該当注文 → 商品名」から型番を再確認できる
- 楽天・ヨドバシ等のマイページ:購入履歴から注文商品の型名を参照できる
- メーカーのマイページ:製品登録済みなら購入モデルが記録されている
「箱を捨てたからもうわからない」と思っていても、Amazonの購入履歴から型番を確認して一発解決できる場合がほとんどです。
まず購入履歴を確認することをおすすめします。
購入前のノートPCのサイズを調べる方法
手元にPCがない段階でサイズを比較したいときは、次の2つの方法が使えます。
公式サイト・スペック表から確認する
メーカーの公式サイトで製品ページを開き、「詳細スペック」または「仕様」タブを選びます。
「ディスプレイサイズ:14.0型(インチ)」のような表記があり、これが画面インチ数です。
複数モデルを比べるなら、価格.comやAmazonの商品ページが便利です。
「画面サイズ」欄に記載されており、フィルター機能で「13〜14インチ」などの範囲を絞り込んで一覧表示できます。(参考:失敗しない!ノートパソコンの選び方 – 価格.com)
量販店の店頭展示機で実際に確認する
スペック表での確認に加えて、可能であれば実機を触って確かめることも大切です。
写真でいくら見ても、手に持ったときの重さや画面の大きさの感覚は伝わりません。
展示機で確認すべき3つのポイント
サイズ以外にも、店頭でしか確認できないことがあります。
- キーボードの打ちやすさ:特に13インチ以下はキーが小さくなりがち
- 実際の重さ:仕様表の「約○kg」と、手に持った感覚は異なる場合がある
- 画面の見やすさ(光沢・非光沢):蛍光灯の下で映り込みがないか確認できる
前述のA4用紙を持参して展示機に重ねるという方法もここで活きます。
購入後に「思ったより重かった」「画面に映り込みが多い」という後悔をしないためにも、実機確認はぜひ行ってください。
用途別・自分に合うサイズの選び方
サイズの調べ方がわかったら、次は「このサイズが自分に合っているか」を判断する番です。
大きく「持ち運び重視」と「据え置き重視」で考えると選びやすくなります。
持ち運び重視なら13〜14インチ、据え置き重視なら15.6インチ以上
用途と代表的なスペック感の違いを整理すると、次のようになります。
| 13〜14インチ | 15.6インチ以上 | |
|---|---|---|
| 重量目安 | 1〜1.5kg前後 | 2kg前後 |
| 本体幅目安 | 約29〜31cm | 約34cm以上 |
| 向いている使い方 | 通勤・通学・外出先での作業 | 自宅・職場の机での長時間作業 |
| 画面の広さ | 必要十分 | 複数ウィンドウを並べやすい |
| バッグへの収まり | 一般的なビジネスバッグに収まる | 専用バッグが必要な場合あり |
(参考:ノートパソコンのサイズ別の用途 – NEC LAVIE / ノートパソコンのサイズ表 – マウスコンピューター)
毎日カバンに入れて持ち歩くなら13〜14インチ、Excelで大きな表を開きながら別ウィンドウを使うような作業メインなら15.6インチ以上、というのが基本的な目安です。
アスペクト比の違いにも注意
同じ14インチでも、画面の縦横比(アスペクト比) によって使い勝手が大きく変わります。
これは購入時に見落とされやすいポイントです。
| アスペクト比 | 縦の表示量 | 向いている用途 | 主な製品例 |
|---|---|---|---|
| 16:9 | 標準 | 動画視聴・一般作業 | 多くの一般的なノートPC |
| 16:10 | 16:9より縦が約11%広い | 文書作業・ブラウジング | Dell XPS、MacBook Air等 |
| 3:2 | 16:9より縦が約33%広い | 縦スクロール多い作業全般 | Surface Pro / Laptop等 |
縦スクロールが多い作業(Webの記事執筆・資料確認・ドキュメント編集など)には、3:2や16:10の画面のほうが有利です。
一画面に表示できる行数が増えるため、スクロールの頻度が減り、作業効率が上がります。
逆に、映画や動画を楽しむなら16:9が向いています。
「何のために使うか」によって最適な画面の形が変わる、という視点も持ってサイズを選んでみてください。
まとめ ─ ノートパソコンのサイズを正しく調べるポイント
この記事の要点を3つで整理します。
- 「画面インチ」と「本体外形寸法」は別物:ケース・バッグ選びには本体のcm寸法を確認する。インチは液晶の対角線であり、本体幅とイコールではない。
- 手元のPCは「型番 → スペック表」が最速・確実:底面シールかWindowsのシステム情報で型番を特定し、メーカー公式スペック表で確認する。型番が消えていても、PowerShellコマンドや購入履歴で代替できる。
- サイズ選びは「用途」と「アスペクト比」の2軸で考える:持ち運び重視は13〜14インチ、据え置き重視は15.6インチ以上を基本に、縦スクロール作業が多いなら3:2または16:10の画面比も検討するとより快適な1台が選べる。
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